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不登校、引きこもりからの復学、進学ガイド

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フリースクールの開設準備進む 岩手・陸前高田

主にシングルマザーを支援する特定NPO法人「マザーリンク・ジャパン」は、岩手県陸前高田市にフリースクール「おひさまの家」を開設するため準備を進めています。年内の着工を目指し、ネットでのクラウドファンディングなどで建設資金集めています。

同団体代表の寝占理恵氏によると、震災をきっかけに家庭内暴力や不登校、引きこもりに悩むようになったひとり親家庭の子どもは少なくありません。親しい人を亡くした悲しみや恐怖が消えない子、転校先の人間関係に悩む子など、その理由はさまざまです。文部科学省の調査では、震災前の2010年と2014年を比較すると、宮城県と福島県の両県では不登校の児童生徒数は全国平均の4倍の増加率となっています。

フリースクール「おひさまの家」は、そういった不登校や引きこもりの小中学生たちに居場所を提供するために計画されました。同所では、学習スペース以外にも、美術室や音楽室、図書館が設けられ、また子ども食堂も開かれる予定です。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 岩手県

文部科学省、予算概算要求を公表

文部科学省は来年度の同省予算概算要求を先月30日に公表しました。今年度に比べ9.5%増の5兆8266億円の予算を求めており、いじめや不登校への対応の推進には今年度より20億円増の77億円が充てられています。学校や教育相談体制などとの協力を強め、不登校の児童・生徒への支援体制の整備が進められる見通し。

具体的には、2つの指針が立てられています。1つ目は、スクールカウンセラー(SC)の配置拡充。全公立中学校へSCを配置すると共に、200校で週5日相談体制を実施します。また、いわゆる「中1ギャップ」を防ぐため、2800校増の3100校で小・中学校の相談体制の協力を推進。新たに不登校支援のためのSCの配置も行います。

2つ目は、スクールソーシャルワーカー(SSW)の配置拡充です。SSWとは、児童相談所と連携したり、教員を支援したりして、子どもの家庭問題に対処する福祉の専門家のことで、新たに800人増員するほか、質向上のためのスーパーバイザー配置や研修などを行う予定です。

カテゴリー: ニュース, 国の取り組み

不登校の子どもにICTを 佐賀・武雄市

佐賀県武雄市は、不登校の子どもたちの学習支援として、10月からICT(情報通信技術)の活用を開始します。各家庭にタブレット端末を配り、リクルート社が提供するインターネットを使った学習教材「スタディサプリ」を活用。個々の習熟度に応じた学習も可能となっており、教材は小学4年生から中学3年生までで5教科ずつです。

この取り組みは国のモデル事業に採用され、予算の全額が国費負担となります。「スタディサプリ」の利用料やタブレット端末使用に伴うネット環境整備費なども全て公費負担。すべての子どもが学べる環境づくりを進めることが目的です。

同市は既に2014年度から市内全小学校、2015年度からは全中学校にタブレット端末を配布し、自宅で動画を見て予習した上で授業に臨む「スマイル学習」を導入しています。「スマイル学習」は算数・理科・国語の3科目で実施され、2015年11月に行われた調査では、「授業が楽しみ」「少し楽しみ」を回答した子どもが8割を超えるなど、好影響が見られています。

カテゴリー: 国の取り組み, 佐賀県

富山のNPO 支援センター開設

富山県射水市を拠点に活動するNPO法人「はぁとぴあ21」は、同市三ケの村伊呉服店ビル2Fに「子ども若者支援センター フレンズ」を開設しました。同施設は、不登校の子どもたちが安心して過ごせる居場所を目指しています。

「はぁとぴあ21」の理事長である高和洋子さんは20年ほど前から、市内の自宅で地域の母親らの相談にのる支援活動を始めました。3年前には団体の信頼性を高めるため、NPO法人化し、現在では年4回ある「子ども若者の生きづらさ」を考える研修講座や隔週で行われる親の会など、さまざまな活動を行っています。

「子ども若者支援センター フレンズ」では、フリースペースや面談用の個室もあり、子ども一人ひとりに合った学習支援を実施。9月5日ごろから本格的に利用者を受け入れ始めます。開所時間は午前9時から午後6時で日曜日は定休。施設見学もできます。

<お問合せ>
電話(高和さん) : 090-2035-3116

カテゴリー: ニュース, 学校・NPO情報

東京シューレ、フリースクール無料開放

NPO法人「東京シューレ」は8月29日(月)から、3つのフリースクール(東京・千葉)の無料開放を始めました。時間は、水曜日の午前を除く平日午前10時から午後5時まで。対象は小学校1年生から20歳です。

東京シューレは、学校に行かない子ども、行けない子どもたちの学ぶ権利、教育を受ける権利のために、1985年に発足しました。フリースクールのほか、私立中学校「東京シューレ葛飾中学校」の運営や、学校に通っていない子どもたちやその家族の交流の場である「ホームシューレ」など、さまざまな活動を行っています。

今回の無料開放は、子どもの自殺が最も多い夏休み明けに向けて悩みを抱える子どもたちの居場所をつくることが目的。開放しているのは、「新宿シューレ」、「王子シューレ」、「流山シューレ」の3つのフリースクールです。また8月25日から電話で子どもの相談を受け付ける「シューテレ」も開始。毎週木曜日午後6時から8時までつながります。

<新宿シューレ>
住所 : 東京都新宿区若松町28-27
電話 : 03-5155-9803(月・火・木・金 : 午前10時~/水 : 午後1時~)

<王子シューレ>
住所 : 東京都北区岸町1-9-19
電話 : 03-5993-3135(平日 : 午前10時~)

<流山シューレ>
住所 : 千葉県流山市西初石3-103-5 グローリアビルⅡ401
電話 : 047-199-7141(月・火・木・金 : 午前10時~/水 : 午後1時~)

<フリースクール 東京シューレ>
電話 : 03-5993-3135(平日 : 午前10時~午後6時)
住所 : 東京都北区岸町1-9-19
Webサイト : http://www.shure.or.jp/

<シューテレ>
電話 : 03-6680-8094(木 : 午後6時~8時)

カテゴリー: 学校・NPO情報, 千葉県, 東京都

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