延岡市は18日、9月1日から県内自治体で初となる不登校児童生徒向けのオンライン学習支援を開始すると発表した。
児童生徒は自宅で学校貸与のタブレット端末を使って学習し、参加日は学校長の判断で「出席扱い」とすることも可能。
市は「新たな学びの選択肢を与えることで誰一人取り残さない社会の実現を目指す」としている。(宮崎日日新聞)
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不登校者オンライン学習 延岡市 宮崎県内初支援事業
宮崎県延岡市 来年度より全小中学校で土曜授業
宮崎県延岡市教育委員会は、平成27年度から同市立小中学校全39校を対象に土曜授業を実施することを発表しました。
これに先駆け、昨年春から土曜授業を試行していた小中一貫校「北方学園」での効果を検証した結果、地域住民や企業と連携した体験学習を通して児童の社会性が高まるなどの成果が得られると判断したため、その対象を市内の小学校23、中学校12、小中一貫校4の計39校に拡大することが決定しました。
市教委によると、27年5月から28年2月までの第1・3土曜日の午前中を基本とした計12回の実施を予定しており、平日の授業時間の一部を充てるなどするため年間の授業コマ数は原則としてこれまでと変わらないとのことです。
宮崎 小学生の不登校率が全国47位
文部科学省が実施した2014年度学校基本調査によると、宮崎県の小学生の不登校率は0.22%で47位となり、全国で最も低いことがわかりました。
県内の小学校で1年間に30日以上の長期欠席をした児童のうち、病気による欠席を除いた人数は134人と昨年度より18人増加しているものの、不登校率は全国と比べて低い傾向。また中学生は880人と昨年度より50人増加しており、不登校率は全国21位だそうです。
県教育委員会はこの結果を受け、「不登校を学校全体の問題として対処していることが要因ではないか」と話しています。
不登校サポートのための教育支援センター開設 宮崎
今月4日、宮崎県日南市に不登校児童生徒のサポートを目的とする日南市教育支援センターが開設されたと宮崎日日新聞が伝えています。
同市吾田東の旧教育集会所を拠点とし、専門家による学校サポートチームが児童生徒の相談などに対応しながら、学校復帰を支援していくそうです。
また、旧教育集会所で活動していた不登校児童生徒の援助を行う「くろしお教室」は継続していくとのこと。
同センターの開所に応じ、常駐していた適応指導教室指導員1人にのほかに学校や家庭との調整役となる適応指導アドバイザー1人を増員。支援態勢を強化していくそうです。
宮崎 公立校でいじめ減少も、相談件数は増加
読売新聞によると、宮崎県教育委員会が2010年度の公立小中高校や特別支援学校のいじめ、不登校の実態に関する調査結果を発表したそうです。
いじめの認知件数は前年度より32件少ない105件で、1000人あたりの件数は0.85となり、全国平均の5.74を大きく下回ったことがわかりました。
内訳として、小学校23件、中学校40件、高校37件、特別支援学校5件と、特別支援学校で1件増えた以外は、いずれも減少。
不登校者の数は、小学校が115人(前年度比13人減)、中学校790人(同22人増)、高校349人(同4人減)で、それぞれ1000人あたりの人数は全国平均を下回り、暴力行為は小学校が3件(同5件減)、中学校49件(同4件減)、高校63件(同2件減)という結果に。
一方で、県教育研修センター(宮崎市)への相談件数は498件で前年度より81件増加。内訳は、いじめが66件(同23件増)、不登校が122件(同4件増)などだったそうです。
県教委学校政策課は「相談が増えたのは、連絡先などを記したカードを全ての小中高生に配ったためではないか。いじめの減少は学校での取り組みの成果だろうが、今後も相談態勢の強化や教職員の指導力向上に努めたい」と話していたとのことです。