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不登校でも自宅で授業 羽咋市教委、学習支援にリモート中継

羽咋市教委は18日までに、市内の羽咋、邑知両中で、一部授業のリモート中継を始めた。不登校で自宅にいる生徒や、心理的な理由などで教室に入れず校内の別の部屋にいる生徒に閲覧してもらい、学習支援につなげる。小中学生全員にパソコンを配備する国の「GIGAスクール構想」で導入した機材を有効活用する。
市教委によると、羽咋中には10人程度、邑知中には7人程度、不登校の傾向がある生徒が在籍する。これまでは不登校の生徒には、学習資料を各家庭に届けたり、別室で説明したりして対応してきた。
GIGAスクール構想に伴い、教室を撮影できるビデオカメラが届き、リモート中継に必要な機材がそろったため、保護者を通じて中継時間を生徒に知らせ、自宅のパソコンなどで閲覧してもらうことにした。

羽咋中では16日、2年生の英語の授業で中継を始め、18日は数学を中継した。黒板の使用は、カメラで撮影できる範囲内にとどめ、黒板近くに配置したパソコンで教諭の声を集音し、中継画像とともに無料のビデオ会議アプリで配信した。18日は自宅で3人、校内の別室で2人が閲覧した。

同様の取り組みは、福岡県内などで先行して実施されている。市教委によると県内では珍しいという。
学校側は、生徒の心に配慮し、「閲覧するかしないかは自由」としている。羽咋中の竹内弘司校長は、授業中継は生徒の学習機会確保の方策の一つとし、「無理強いせず、中継を見て『学ぼう』という意欲を生徒が持つ一助にしたい」と話した。生徒の希望があれば、英語、数学以外の教科の中継も検討する。


カテゴリー: 石川県

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