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初の夜間中、27年度から山形駅西口に開校方針

山形県教育委員会は、県内初の夜間中学について、2027年4月から山形市の県立霞城学園高校内で始める方針を決めた。
義務教育を受けられなかった高齢者や不登校経験者、外国籍の人に多様な学びの機会を提供する。

生徒は県内に住む人が対象で、県内全域から通学できるようJR山形駅西口の同校舎に設置し、同校が使用しない教室で授業をする。

3学年編成で1学年1学級(上限33人)。月~金曜の午後5時~午後9時、1日4時間(1コマ40分)で11教科を学ぶ。授業料や教科書代は無償にする方針。

夜間中学をめぐり、政府は各都道府県に少なくとも一つ設置されるのが望ましいとしている。これを受け教育関係の識者が今年8月から協議を進め、11月に早期設置を求める報告書をまとめた。

県教委によると、県内で義務教育を修了していない人は約1万6千人。小中学校の不登校児童・生徒数は約2300人、県内在住の外国人は約1万人いる(いずれも24年度)。

県教委は「様々な出自の生徒が、多様な仲間と共に学び合いながら一歩ずつ前進し、達成感を得られる学校をめざしたい」としている。
今後パブリックコメントを募集し、来年2月に基本計画をまとめる。
7月に学校説明会を開き、8月に入学希望者の募集を始める予定。


カテゴリー: 山形県

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