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不登校、引きこもりからの復学、進学ガイド

Archive for the ‘富山県’ Category


富山市がメタバースで不登校支援を開始

富山市教育委員会は、不登校の児童生徒を支援するための新たな取り組みとして、GIGA端末と3Dメタバースを活用したラーニングシステムの運用を開始した。

富山市は、不登校児童生徒支援事業「教育におけるメタバース活用」に係る運用支援等業務委託」に大日本印刷株式会社とレノボ・ジャパン合同会社を採択。両社の協力のもと、3Dメタバース空間を活用したラーニングシステムを運用する。

この取り組みでは、富山市内の小学校64校と中学校26校を対象に、アバターで活動できる仮想空間を用意。不登校の児童生徒の交流のほか、子供たちが社会とつながる場として活用できるよう、Web学習コンテンツやオンライン支援員による体験活動を用意した。

メタバース空間では、子供同士の交流だけでなく、教育相談員や臨床心理士とアバターを介して相談できる機能も備わっており、学習だけでなく心理面の支援にも力を入れる。

富山市教育委員会は、メタバース空間を「第三の居場所」と位置付けており、子供たちが自分のペースで社会とつながる機会を持ち、自立に向けた学びを進められるよう支援する方針を示している。利用登録者向けの「ウェルカム・セッション」も予定されており、段階的な導入が進んでいるという。

大日本印刷とレノボ・ジャパンは、全国128自治体へサービスを提供してきた実績があり、GIGA端末の普及を生かした柔軟な学びの場づくりを進めている。

カテゴリー: 富山県

不登校児童生徒の支援に仮想空間活用

富山市教育委員会は10月から、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した不登校児童生徒の支援を始める。自宅にいながら他者との交流や学習が可能になる。29日の市教委定例会で説明した。

家族以外とのつながりが希薄な不登校の児童生徒が支援対象。メタバース内では教育相談員、オンライン支援員、他の利用者との対話をはじめ、ウェブ教材を活用したプログラミング学習などもできる。

10月6日から利用を希望する児童生徒と保護者にアカウントを割り当てる。市教委によると、メタバースには50人が同時に接続できる。
9月30日に案内パンフレットを配り、アカウントを登録した後は数日でメタバースが利用可能になる。

カテゴリー: 富山県

砺波医療圏で初めて…児童精神科クリニックの予約開始

砺波医療圏で初となる子どもを対象にした発達障がいなどの診療をする児童精神科のクリニックが、来月、南砺市で開業するのを前に、予約の受付が始まりました。

南砺市福野にある南砺家庭・地域医療センターの1階に来月3日開業するのは、児童精神科が専門の「南砺市こどもえがおクリニック」です。
砺波、小矢部、南砺の3市でつくる砺波医療圏で児童精神科医のクリニックが設置されるのは初めてで、発達障がいや虐待、不登校など幅広い悩みに対応します。
南砺市では現在、発達障がいの診療を受けている園児や小中学生はおよそ150人いるものの、市内に専門の医療機関がないため、富山や高岡、金沢への通院を余儀なくされていて、身近な場所での受診を可能にすることで、発達障がいなどの早期発見や早期療育へつなげたいとしています。
診療日は毎週木曜日で、診療は真生会富山病院の心療内科の医師が担当します。
診療の予約は12日から始まっていて、南砺市医療課によりますと、すでに6月分の予約はいっぱいで、希望される方は早めに電話をしてほしいということです。

カテゴリー: 富山県

「ネガティブなイメージ変えたい」不登校の子どもと親の会「Switch(転換)」を設立した女性の思い

学校の選択肢が増える一方で、学校に行っていない子どもたちが増えています。文部科学省の調べによると、最新の2019年度調査では、小中学校を30日以上欠席した児童・生徒は18万人を超え、過去最多を更新しました。そんな子どもたちの学びは、どうサポートしてあげればよいのでしょうか。
「子どもの学びを止めたくない」。そんな思いから、不登校の子どもや親が集まる会を立ち上げた女性がいます。富山県で活動する「Switch不登校の子どもと親の会」の代表、小澤妙子さんです。設立の思いや活動内容を聞きました。

■「学校はもういいから、次へ行こう」と決意

―設立のきっかけは?

現在小学校5年生の息子が、1年生の3学期から突然不登校になったことです。当時は私もなんとか学校に行ってもらいたいと思い、先生に相談しました。子どもは保健室登校をしたり、廊下で過ごしたり、学校に戻るためのいろんな指導を受けました。でもどうしても、教室に入れません。

そんな日々を1年ほど過ごし、「学校はもういいから、次へ行こう」と思うようになりました。今になって思えば、息子のHSC(ひといちばい敏感な子)の特性から、学校が合わなかったんだと思います。

■1200人の不登校の子ども どこに?

―「学校に行かない」と決めた後、どうされたのでしょうか?

学校以外の学びの場を求めて、いろいろな相談窓口、支援機関を訪ねましたが、県内に、学校以外で公的支援を受けて学べる場はほとんどありませんでした。そこで県外に目を向けたんです。すると学校以外にもさまざまな学びの場があり、子ども本人の興味や好きなことから、学びの範囲を広げるという学び方があることも知り、学校教育は多様な学びの一つなんだと思うようになりました。

一方、同時に疑問や怒りも感じるようになりました。なぜ義務教育なのに、学校を離れた途端にお金がかかるんだろう? なぜ不登校の子どもの学びを支える公的制度がないのだろう? 県内で1200人以上もいる不登校の小中学生たちは、どこで学んでいるんだろう?と。

富山は特に「不登校」はネガティブに捉えられ、隠してしまう傾向があり、家族だけで悩みを抱え込み負のスパイラルに陥ってしまう可能性があります。それならまず自分からオープンにして声を上げよう、息子の学びの場を作ろう、そうすれば仲間が集まり、不登校のネガティブなイメージが払拭できるのではないかと考えたんです。

■強制しない 学びの場を提供

―そして2019年5月に、Switchを立ち上げられたんですね。現在はどのような活動をしていますか?

親同士で悩みや不安を語り合う「親の会」や、不登校支援者や関心のある方を交えた「不登校を考える会」のほか、子どもたちには居場所や学びの場を提供しています。

書道やスポーツ、農業、美術など、さまざまなプロジェクトがあります。どの場でも子どもたちに何かをするよう強制はしないので、家から持ってきたゲームをする子たちもいます。そして興味が湧いて、学びたくなったら参加しています。ここでは、子どもたちの学ぶ意欲を伸ばすことを心掛けています。

―活動をする中で、よかったなと思うことは?

あるお母さんは、子どもに「お母さん変わったね」と言われたそうです。学校に行っていないことをネガティブに捉えていると、家の中はぎすぎすしてしまします。多分、会に参加することで、考え方が変わってきたのだと思います。

会の名前「Switch(転換)」には、親の気持ちをSwitchする場、不登校の子どもに合わせた新しい学びスタイルにSwitchする場、子どもたちが気分をSwitchする場、など会の願いを込めています。そんな場を目指して、今後も活動していきたいと思っています。

(まいどなニュース/北日本新聞)

カテゴリー: 富山県

通信高生ら、不登校を乗り越えるまでの心境語る

4月3日、富山県富山市安住町のサンシップとやまで「『不登校』を体験して、僕たちが伝えたいこと」と題した公開授業が行われました。通信制の星槎国際高校富山学習センターの卒業生と在校生5人によるもので、地域住民や保護者ら約50人が聴講。

卒業生らは、けがでの長期入院や友達関係がうまくいかなかった経緯、部屋に閉じこもっていた当時の思い、また、同校に入学してから自信がもて、自分の居場所を見つけたという経験談を話しました。

今春から福祉系の短大に進学した介護福祉士を目指す寺崎一平さんは、「緊張する中、自分なりにやりきれました。社会に出ると意見発表の場が多いと思うので、貴重な経験でした」と話し、その表情からは自信がうかがえました。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 富山県

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