不登校の生徒が通う「学びの多様化学校」について、県教育委員会は8月29日、鳴門教育大学の敷地内に設置することなどを盛り込んだ基本方針を決定しました。
(県教育委員会・中川斉史 教育長)
「不登校児童・生徒が適切な支援を受け、学びたいと思ったときに学べる環境を整備することを目的に」
「県と鳴門教育大学との連携による、推進体制の構築を図り取り組みを推進してまいります」
基本方針は、29日に開かれた県の教育委員会で決まりました。
基本方針には、「学びの多様化学校」は県立の中学校として、鳴門教育大学の敷地内に設置すること、1学年20名程度を想定し、大学側が学校運営に必要な支援を行うことなどが盛り込まれています。
また、各市町村の教育委員会や、不登校の生徒をサポートする教育支援センターと連携して、運営ノウハウを共有するほか、徳島駅周辺に学習支援などを行う場所を設置することなどに取り組むとしています。
「学びの多様化学校」は、2027年の開校を目指しています。