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不登校の中学生対象 静岡市に「学びの多様化学校」開設へ 26年度から

静岡市は28日、不登校の中学生が通いやすいよう特別に教育課程を編成した「学びの多様化学校(旧不登校特例校)」を2026年4月に新通小校舎(同市葵区)に開設する方針を固めた。設備改修など関連費約9千万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を6月18日開会の市議会6月定例会に提出する。多様化学校の開設は私立も含めて県内で初めて。関係者への取材で分かった。

末広中(同区)の分教室と位置付け、多様化学校に通う場合は同校への転校手続きをとる。教員4人程度を配置し、全3学年で50人程度を募集する予定で、本年度内に文部科学省の指定を受ける見通し。

多様化学校は総授業時間を減らしたり、始業時間を遅くしたりするなど子どもの実態に配慮したカリキュラムを編成できる。不登校の子どもが全国的に増加する中、国が300校を目標に設置を推奨していて、4月時点で全国に58校開設された。県内では私立学校でも設置を目指す動きがある。

19年度に1177人だった静岡市の不登校児童生徒数は23年度、1948人と1・6倍に急増した。同年度の児童生徒千人当たりの不登校者数は44人で、全国の政令市で4番目に多かった。

市教育委員会はこうした状況を踏まえ、小学生と比べて不登校の割合が高く、復帰率が低い中学生を対象に多様化学校の設置を検討。JR静岡駅に近く、全市からのアクセスが良い新通小の空き教室などを活用することを決め、設置形態は独立型と比べて開校までの準備期間が短くて済む分教室型を選んだ。新通小児童が学ぶ校舎と別の棟の校舎に開設するなど、互いの学校生活に配慮する。


カテゴリー: 静岡県

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