群馬県は「不登校」を「UniPath(ユニパス)」に言い換えることを決めた。unique(一人ひとりの)とpath(道)を組み合わせた造語で、様々な事情で通学できず自宅やフリースクールなどで学ぶ児童生徒に対して「それぞれ思い描く道を歩んでいいんだよ」と肯定し、「不登校」のもつ否定的なイメージを払拭したい考えだ。
山本一太知事が15日の定例記者会見で発表した。知事に政策提言する高校生リバースメンターが提案し県教育委員会と検討して採用した。今後、県が実施する事業の名称などでユニパスを使う。広報やチラシ、公式ブログなどでも浸透を図る。
山本知事は「学校に通わないことは決して悪いことではない。新しい名称を群馬から発信したい」として多様な学びの機会、選択肢を積極的に後押しする考えを示した。国の統計などでは引き続き不登校を使う。
県教委によると、県内で小学生1783人、中学生2948人がユニパスに該当する。県は学校に通えない子どもや保護者が相談できる電話窓口を設けているほか、メタバース(仮想空間)で学びや交流ができる「つなぐんオンラインサポート(つなサポ)」を運用している。