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【まとめ】1人で悩むより相談してみて。不登校・子どもの悩み相談場所

基礎知識

「学校に関する悩みを相談したい」と思った時、すぐに相談できる人や場所は思いつきますか?

  •  相談したいけれど、否定されるような事を言われたり干渉されたりすると困るから、身近な人には話づらい
  •  話を聞いてくれる場所がどこにあるのかわからない
  •  カウンセリングは敷居が高いイメージがあって踏み出せないでいる

このような不安から、1人で抱えん込んでしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、気軽に相談できる場所から専門家の意見を聞くことができる機関まで、不登校や家族に関する悩みを相談できる場所をまとめました。
悩みを誰かに話してみたい。そんな気持ちがある方は、ぜひ利用して下さい。

役所関連の相談先

教育相談センター

都道府県や市区町村が運営する機関で、基本的に無料で利用する事が可能。
教育相談員・発達相談員(心理・福祉)、専門療法士(言語聴覚士・作業療法士・理学療法士等)、医師などの専門家がカウンセリングを実施しています。

▼アクセス方法
お住まいの市区町村役場に問い合わせるほか、インターネットで「都道府県名 教育相談センター」と検索してみて下さい。

▼参考リンク
東京都の教育相談センター
http://www.e-sodan.metro.tokyo.jp/

子ども家庭支援センター

子育ての悩みを相談することが可能です。どこに相談したらいいのか分からないという方も、こちらに問い合わせることで紹介してもらえます。

▼アクセス方法
お住まいの市区町村役場に問い合わせるほか、インターネットで「都道府県名 子ども家庭支援センター」と検索してみて下さい。

▼参考リンク
東京都の子ども家庭支援センターhttp://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/ouen_navi/center.html

民間が運営する電話相談

キッズひまわりホットライン

第二東京弁護士会が運営しており無料。子どもへの暴力や暴言・非行・体罰などを弁護士に相談できます。名前を言う必要はありません。

▼連絡先
03-3581-1885
※受付時間 : 毎週火・木・金曜日 午後3時~午後7時(祝日は除く)

▼参考リンク
キッズひまわりホットライン(子どもの悩みごと相談)
https://niben.jp/or/kodomo/

チャイルドライン

認定NPOが運営しており無料。18歳までの子どものための電話相談です。ボランティアの大人たちが相談者の気持ちを大切にしながら、どうしたらいいかを一緒に考えていきます。名前や学校名などを伝える必要はありません。

▼連絡先
フリーダイヤル0120-99-7777
※受付時間 : 毎週 月曜日~土曜日 午後4時~午後9時

▼参考リンク
チャイルドライン
http://www.childline.or.jp/

公的機関が運営する電話相談

ヤング・テレホン・コーナー

警視庁が運営しており無料。未成年がメインですが、その家族や学校の先生など関係者の方からの相談も受け付けています。非行や友人トラブル、いじめや犯罪被害まで、さまざまな相談に対応しています。名前は匿名でもかまいません。

▼連絡先
03-3580-4970
※受付時間 : 毎日 24時間

▼参考リンク
ヤング・テレホン・コーナー 警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/sodan/shonen/young.html

子どもの人権110番

法務局が運営する電話相談。無料。いじめや体罰、不登校や親による暴力・暴言など子どもの人権に関わる相談をすることができます。法務局員または人権擁護委員が相談にのります。子どもだけでなく、大人も連絡することが可能です。

▼連絡先
フリーダイヤル0120-007-110
※受付時間 : 平日午前8時30分~午後5時15分

▼参考リンク
法務省:子どもの人権110
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html

24時間子どもSOSダイヤル

文部科学省が運営しており無料。子ども・保護者に関わらず夜間・休日を問わず24時間相談することができます。いじめやその他のトラブルをいつでも話すことができるので、1人で悩む前に電話をしてみましょう。

▼連絡先
フリーダイヤル0120-0-78310
※受付時間 : 毎日 24時間

▼参考リンク
「24時間子供SOSダイヤル」について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm

4152(よいこに)電話相談

東京都福祉保健局が運営しており無料。発育や行動についての悩みや、友達とうまく遊べないといった悩みなど、子ども・保護者に関わらず相談することができます。18歳未満のお子さんに関するあらゆる相談にのってもらえます。

▼連絡先
03-3366-4152
※受付時間 : 月曜日~金曜日 午前9時~午後9時
土・日曜日・祝日 午前9時~午後5時
(12月29日から1月3日を除く)

▼参考リンク
4152電話相談 東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/jicen/annai/4152.html

その他

ひきこもり地域支援センター

社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士等ひきこもり支援コーディネーターなどがおり、地域における関係機関とのネットワークの構築や、ひきこもり対策にとって必要な情報を広く提供している機関です。

▼アクセス方法
以下のリストから、お住まいの地域から近いセンターを探し直接お問い合わせください。
・「ひきこもり地域支援センター」の設置状況リスト
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000147784.pdf

▼参考リンク
ひきこもり対策推進事業 |厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/hikikomori/

発達障害支援センター

各自治体により設置されている機関。対人関係が上手く行かない、自分独自のルールにこだわりがあることで困っている方の相談を受け付けています。自閉症スペクトラム・ADHDなどの発達障害を持つ方、またはその家族の方が対象ですが、診断がなくても気になることがあれば相談することが可能な場合が多いです。

▼アクセス方法
お住まいの市区町村役場に問い合わせるほか、インターネットで「都道府県名 発達障害者支援センター」と検索してみて下さい。

▼参考リンク
東京都発達障害者支援センター(TOSCA)
http://www.tosca-net.com/

専門外来(児童・思春期外来等の医療機関)

近年、「不登校外来」や「引きこもり外来」、「思春期外来」など、子ども特有の悩みに特化した専門外来を設置する医療機関が増えています。ここでは、カウンセリングを行ったうえで、治療や薬の処方など医療面から悩みにアプローチすることが多いようです。

▼参考リンク
・病院口コミ検索Caloo 全国の児童・思春期専門外来のある病院・クリニック
https://caloo.jp/hospitals/search/all/g17

・日本児童青年精神医学会  認定医一覧
http://child-adolesc.jp/nintei/ninteii/

※子どもが体調不良で困っていないのに病院に無理に連れて行こうとすることで、「親は自分を病気だと思ってるのか」と親への不信感につながる場合があります。こういった場合は通院の必要性を話し合い、必要であれば他の相談機関をまず利用し、第三者から通院を進めてもらった方が良い場合もあります

まとめ

なにかに悩んでいると、解決策が見つからず壁にぶつかってしまうことも多いのではないでしょうか。そうなったとき、助けを求めたり誰かに相談したりすることは、けして悪いことではありません。困っている人が助けを求めて、悪いはずがありません。

そうはいっても、否定されるのでは? 自分にも悪いところがあると言われるのでは? と不安な気持ちを抱くこともあるでしょう。過去にそのように言われた体験があって、怖いと感じるかもしれません。

しかし、受け入れてくれる人にもきっと出会えるはず。

人に話しを聞いてもらうことで、少しずつ気持ちが晴れていくかもしれません。ここで紹介している場所だけではなく、学校の先生や友達、スクールカウンセラーや、親など、身近な人の方が話しやすい場合は、そちらでもいいでしょう。

1人だけで悩みを抱えず、少しだけ勇気を出して誰かの助けを求めてみませんか?

※全ての情報は記事掲載開始時期のものです

このコラムの著者

futouko-navi-logo不登校サポートナビ 編集部