投稿日:2026-09-30

中学校にほとんど通えておらず、通知表には「1」や斜線が並んでいる。それでも高校へ、できれば全日制へ進学したい——。宮城県では、どのように志望校を選べばよいのでしょうか。
宮城県の公立高校入試では、2026年度から調査書の欠席日数欄がなくなりました。ただし、不登校による影響がすべて消えたわけではありません。多くの高校で合否に使われる内申点は、中学1年から3年までの評定を合計し、実技4教科を2倍して計算します。授業中の活動を通じて評価される実技教科は、不登校の生徒にとって評定を取り戻しにくいため、この配点は大きな負担になりえます。
では、学力検査を重視する高校なら挽回しやすいのでしょうか。宮城県では学力検査と内申点を7対3で見る高校もありますが、その多くは倍率の高い進学校です。内申点の差が残る以上、当日の得点だけで逆転するのは簡単ではありません。一方、2026年度の公立全日制全体の出願倍率は0.93倍で、定員を大きく下回る学校もあります。志望校を考える際は、配点だけでなく、学校ごとの倍率や通える範囲も確認することが重要です。
■ 記事のポイント
・2026年度入試から公立高校の調査書に欠席日数欄がなくなった
・内申点は中学3年間の評定を使い、実技4教科を2倍して計算する
・学力検査重視の高校でも、倍率が高ければ内申点の不利は残る
・2027年度開校の広瀬ideal高校には、内申点を使わない選抜方式もある
全日制以外では、定時制や通信制も選択肢になります。2026年度の公立定時制全体の出願倍率は0.39倍でした。公立通信制の美田園高校は書類と面接で選考しますが、スクーリングに通えるかどうかも学校選びのポイントです。
私立高校は、推薦入試に評定の基準を設ける学校が多く、一般入試でも調査書が判定材料になります。受け入れ方針や合否の決め方は学校によって異なるため、説明会の個別相談で現在の状況を伝え、受験の見込みを確かめておくことが大切です。
宮城県では内申点の不利を避けにくい一方、全日制を含めて進学の道はあります。公立・私立の入試制度と倍率、定時制・通信制の選択肢を比べながら、不登校からの現実的な進路を解説します。
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