投稿日:2018-02-22
公立高入学定員・志願者数の発表が続々と発表されています。いよいよ受験本番。公立高校を受験される方、もうひと頑張りですね。
高校の入試時期になると思い出すことがあります。入学前まで定期的に開催され、実際にKTCの授業などが体験できる「プレスクール」にずっと参加していた中学3年生のAさんという方がいました。その方は公立高校に合格したので、併願受験していたKTCを入学辞退しました。
Aさんは、とても真面目な子で中学校は通っていましたが、中学2年生のときに体調を崩し、入院した時期がありました。そのため勉強に自信がなく、またその時の病気が再発するのではという心配からKTCを進路先の一つとして考えてくれていました。
毎回プレスクールには真面目に参加し、楽しそうに過ごしていました。
都立高校の合格発表の日、13時ごろだったかと思います。Aさんとお母様がKTCにいらっしゃいました。どうしたのだろうと驚いて入り口まで出て行くと、Aさん親子は「先生、公立高校に合格できました。本当にお世話になりました。もしものときはKTCがあると思ったことが、本当に私たちの心の支えになりました」と涙を浮かべながら何度も頭を下げるのです。
私たちも、そんなふうに言っていただけることがとても嬉しくて、Aさんを新入生としてお迎えできないことは残念でしたが、「Aさんが頑張ったからだよ！ 本当によかった！ おめでとう！」と心からお祝いを伝えることができました。
ところがその年の9月、Aさんのお母様から電話があり、KTCに転校したいということでした。「自分で決めた学校ですから、もう少し頑張ってみてはどうですか？」という話もしましたが、「勉強についていけない。自信がなくて友だちにも気後れしてしまってクラスにいることさえ辛い」と最終的にKTCに転校することになりました。その後、AさんはKTCを卒業し、無事大学へ進学しました。
高校入学はゴールではなくスタートです。入れる学校ではなく、自分らしく高校生活を送れる学校を選んでください。
KTC中央高等学院では、随時見学を兼ねた個別相談会を行っています。
みなさんの不安やお考えをお聞かせいただいたうえで、お一人お一人に合った進路選択ができるようにいろいろなご提案をさせていただいています。
皆さんが笑顔で春を迎えられることを心から願っております。
私たちに何かお力になれることはないでしょうか。
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